沼津高専に合格された皆さんおめでとうございます。
さて、今日は沼津高専に入学してからの勉強のコツをお伝えしたいと思います。
高専の勉強は難しい?
よく高専は勉強が難しいだとか、たくさんの人が留年するだとか言われます。
実際どうなのか気になる人も多いことでしょう。
しかし、実際は高専の勉強が難しすぎるとか言うことはありません。
また、留年率に関しても一般的な高校と比較すれば高いものの、一般的な大学などと比較すれば、特別高専が高いわけでもありません。
実際のところ、「本人の努力不足」が原因で留年する人が多いのが実状です。
「本人の努力」
高専では各クラスに担任が付き、様々なことをサポートしてくれますし、教科を担当してくださる先生方もやさしい先生が多いので、質問にいけばしっかり答えてくれますし、テストで点が取れなくても先生が見捨てる何てことはありません。
テスト問題自体も昨年度の過去問題と類似する問題が多く、純粋に演習・暗記不足で点が取れない人が多いです。
ではどうすれば良いのか。
コツとまでいきませんが、どこでどのように頑張れば良いのか書いてみます。
テスト期間以外の勉強のコツ
別の記事で、テスト期間以外の勉強方法について紹介しています。合わせてご覧ください。
すべての科目に共通するコツ
「前期中間試験」だけは、満点を取るつもりで勉強することです。
理由は、比較的試験範囲が狭くて勉強がしやすいということと、
前期中間で、ある程度点数を取ると、それ以降のテストで勉強に対するモチベーションを維持しやすいという理由から前期中間だけでも本気で勉強をすることをがすべての科目に共通するコツです。
数学・英語・物理
この3科目はテスト前に問題集を2~3周すれば普通に80点取れます。(当然例外は存在します。)
先生も忙しいし、生徒に点数を取ってほしいので、テスト問題が問題集の問題の数値を変えただけなんてこともしばしば。
専門科目
高専では1年次から専門科目(工学的な科目)があります。
専門科目にもよりますが、大抵は問題集を周回することや、昨年度以前の過去問題を解けるようになっておけば良いことが多いです。(当然例外は存在します。)
いわゆる文系科目
国語・社会・地理などのいわゆる文系科目の勉強方法は、純粋に暗記であることが多いです。
配られた資料や、過去問を暗記すれば大抵点数を取れます。
自分は、テスト3週間前に授業中に配られたプリントや、過去問題から自分なりに一問一答を作成しています。それを3週間で何回か解いています。
文系科目は自分なりの暗記方法を見つければ、普通に良い評価がもらえる点数を取れるようになれます。
単位が足りなくても進級できる???
「単位が足りなくても進級できる」なんてうわさが流れているかもしれません。
学則では、進級基準として所定の単位数を取得することが定められているものの、
昨年度(平成30年度)は単位数が足りないものの進級できた人が若干名いることも事実です。
学校が毎年、外部に向けて公表している、自己点検・評価報告書には、
進級認定に関しては、進級基準を尊重しつつ、最終的には上級学年での修学に対応できると判断した学生については校⻑判断による特別進級を認めた。今後、弾力的運用の範 囲を明文化することが必要である。
平成30年度 沼津工業高等専門学校自己点検・評価報告書 P.10
と書かれています。
要約すると、「校長の職権で、単位数が足りなくても進級させたよ。」ということです。
確かに学則には、
第10条 各学年の課程の修了又は卒業の認定は、原則として次の基準によるものとする。 この基準に達しない者は、成績判定会議に諮り校長が及落を判定する。
沼津工業高等専門学校学業成績評価並びに進級・卒業認定等に関する規則
と書かれているので、校長の「特別進級」とやらを認めた行為自体は学則違反ではないものの、「特別進級」の基準が明確でない以上、「特別進級」とやらは認めるべきではないと僕は思います。
結局何が言いたいのかというと、各学年の修了に必要な単位数に足りなくても校長が進級させてくれるかもだけど、期待はしない方が良いということです。
まとめ
まとめると、最低限テスト3週間前から、ちょっとずつすべての科目の、問題集なり過去問なりを解いていれば、留年するなんてことはありません。
特に、1年生の科目である、基礎数学(Ⅰ~Ⅲ)と英語WⅠの科目をしっかり勉強していれば2年生以降が楽になると思うので、その科目は特に本気で頑張ってください。
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