2級陸上特殊無線技師とは?
2級陸上特殊無線技師とは、電波法に基づく無線従事者の区分の1つであり、行政機関などが有する無線局やレーダー及びドローン、一部の無線局の技術操作が行えるようになる資格です。
無線設備の操作を行うことができる無線従事者以外の者は、無線局の無線設備の操作を行つてはならない。
電波法第39条(一部改編)
CBT試験への以降
2022年から、2陸特・3陸特・3アマ・4アマの4資格については、指定のテストセンターで事前に予約したタイミングで受験を行うことができるCBT形式の試験に移行しました。
前回、基本情報技術者試験を受けた際に利用したテストセンターと同じテストセンターの予約が取れたので、そこで受験をしました。
予約は、概ね数日後から予約を取ることができ、時間も30分単位で好きな時間に取ることができる感じでした。
試験1週間前に予約をして、参考書を購入し勉強を行い、問題の暗記を進めていきました。
勉強法と利用参考書
勉強方法は、アマチュア無線3級のときと全く同じで、問題集をひたすら周回して、問題と答えを対応させていく作業を行いました。って言っても問題を解説を見ながら解いていくと、徐々に知らない問題でも答えが予測できるように来るんですけどね。
参考書
参考書としての役割と、参考書の内容の復習に使える多少の問題が掲載されています。
アマチュア無線の受験の際にもこのシリーズの参考書を利用しましたが、分かりやすい参考書でおすすめです。
問題集
一応2陸特以外の資格の受験も考えて、全て入っているこの問題集を購入しました。この問題集を試験前日と当日にそれぞれ1周周回して勉強を進めました。
参考書に載っていない問題や、参考書では省略されている問題の別パターンみたいのもしっかり乗っていて、解き甲斐がありました。
当日の流れ
当日は予約時間の15分前に会場に入りました。基本情報のときも使っているところだったので、特に戸惑うこともなく、受付をしました。
おそらくITパスポートを受験しに来たであろう人が4人位説明を受けていました。
来年から基本情報もいつでも受けれるようになるので、この会場にもたくさんの人が来るんだろうな〜なんて考えながら、受験PCの説明などを受けました。
「予約時間にはまだ6〜7分くらい早いですが、受験することもできますがどうされますか?」とのことで、これ以上勉強することもないので「受験します」と答えて試験室へ。
IDとPWを入力して、練習用の問題を解いて、いざ本試験!!!。なんか見たことある問題ばっかだな〜って思いながらポチポチ解いていき、1問だけ見たことない問題がありましたが、消去法で解いて、見直しをして、終了!!ということで、10分も経たずに試験室を後にしました。
試験終了後、スコアシートなるものをもらい、120点満点中120点ということで、「合格」とわかりました。
従事者免許の申請
3日後にメールで正式に合格が通知され、従事者免許申請に必要な「受験番号」も同時に通知されました。
名前とか住所とかの必要事項を書き、収入印紙を貼って、アマチュア無線の従事者番号を書くと住民票を出す必要もないので、市役所に行く必要もなく申請を行うことができました。
5月16日に特定記録で東海総合通信局に差し出して、6月10日に特定記録で帰ってきたので、おおよそ1ヶ月で従事者免許が発行されました。
感想と期待
どうでもいいことなんですけど、国試で初めて受験開始予定時間と試験終了時間が5分も違わないっていう体験をしました。CBTのメリットといえばCBTのメリットですね。
アマチュアの3・4級と特殊無線技士の2・3級がCBT化されることで、任意の場所で、予約した時間に受験できるようになったことは、今後無線従事者免許を受験する人が増えることが予測されている中で、とても良いことだと思います。
まあ、今回CBT化されたのはもともと講習会でも取得できる資格なので、資格取得自体は元からある程度自由といえば自由なのですが。
今回受けてみて今後への期待だなって思ったことは2つです。
1つ目は、テストセンターの業務が複雑化しているような気がするなってことです。今回使ったテストセンターはIPA主催のITパスポート試験、日本無線協会主催の試験と、あと何個かの民間資格を扱っているテストセンターだと承知していますが、それぞれの受付が別に用意されていたりしてちょっとわかりづらくなっている印象がありました。
今後、例えば危険物取扱者とか、工事担任者とかがCBT化されるたびにテストセンターの受付が増えて、そのたびに必要書類が違って、受付方法や説明される内容も違う、、、。なんて日にはテストセンターがパンクしそうな気がします。(来年からは基本情報もCBT化されますしね。)
主に過去問から出題されるような国試や公認試験はどんどんCBT化されることは良いと思いますが、ある程度それぞれの試験で共通のプラットフォームを使うや、申し込み→受付の方法が共通化されていくと良いのではないのかなって思いました。
2つ目は、写真の取り扱いです。今回の2陸特受験では、試験申込時に顔写真データをオンラインで提出し、試験合格後の免許申込時には印刷した顔写真データを申請書類に貼り付けて提出する必要があります。
つまりですよ。従事者免許に印刷されている私の顔写真は、申請書類に貼り付けた顔写真をスキャンしたものなんですよ!!!!。
別に画質が著しく悪いわけじゃないんですけど。一生物の免許の顔写真なんだから、スキャンじゃなくて、顔写真データから免許作って欲しいじゃん!!!!って思いました。
すでに試験申込時に提出する方はオンラインで提出できるので、免許申請の方もオンラインで提出できると、わざわざ顔写真を印刷する必要もないですしね!!!!
という今後の期待を込めて置きます。
無線従事者免許は3アマと2陸特が手に入ったので、当分無線関係の試験は受けなくて良さそうです。
コメント