デジ検とは
ディジタル技術検定は、(公財)国際文化カレッジの主催する、文部科学省後援の、情報処理から制御に及ぶ「ディジタル技術」に関する理解・実務・指導に関する能力を証明できる公認(公的)資格です。
一部の大学や高専においては、いわゆる外部単位として指定されている資格となります。
知名度がそこまで高い資格ではありませんが、学校や製造業などの企業において一定の評価を得ている資格となり、学校などの単位認定などで利用されている場合や、会社における資格手当などの支給対象となっている場合があり、そういった場合に受験するメリットがある資格と言えます。
また、内容的には今回私が受験した3級はITパスポートや基本情報技術者試験の受験への架け橋となるような内容となっているため、そういった資格への受験を考えている人へおすすめの試験ともなります。
デジ検の受験時系列
- 5月初旬願書請求(Web)
デジ検申し込みには事前に願書を請求する必要があります。
- 5月中旬郵便局払込&願書送付
受験料払込を行い、受験申込書を普通郵便で送付します。
また、公式問題集を購入する場合、合わせて振り込みを行います。 - 5月下旬問題集到着
払込後、問題集は概ね1週間で自宅に郵送されます。
- 6月下旬受験
受験会場は、一般会場が全国に10カ所程度設けられます。
- 8月上旬結果通知
結果ははがきで通知され、合格証書は無料で、合格証明書が必要な場合別費用で交付を受けることが可能です。
デジ検の勉強方法
デジ検は、2級以下の場合、8割以上の問題が過去問と同一もしくは類似しているため、勉強法としては、インターネット上のディジ検の過去問題が受験できるページで勉強をするか、公式の問題集を購入して勉強を行う必要があります。
過去問について、答えの暗記ではなく、計算の過程を導けるようになっていれば問題ないと思います。
応用情報に合格後にデジ検3級を受けているので、あまり勉強時間は参考にならないと思いますが、一応5〜10時間程度の勉強を行いました。(主に過去問周回)
デジ検の本
デジ検の本は、試験実施団体が発売している問題集が唯一の問題集となり、参考書は発売されていません。
公式の問題集は、郵便局で所定の振込用紙でお金を支払うと、1週間程度してから自宅に届く形となっています。所定の用紙は、試験の願書に同封されています。
内容としては、基本情報技術者・応用情報技術者の試験内容と重複していることから、問題集の解説で不十分な場合、別途基本情報技術者試験の参考書を購入すると良いと思います。
(検定に合格する上では、答えの丸暗記でも問題は無いですが。)
受験時の注意
受験票には、鉛筆が必須のような記述がありますが、私の受験した会場ではシャープペンシルを利用しても問題ありませんでした。
また、受験票に試験の30分前には到着必須という事が書かれていますが、15分前に到着しても問題ありません。(早いに越したことはありませんが、前の試験が終了していないため、待つためのスペースは用意されていません。)
私の受験した会場は、貸会議室みたいな場所で、隣の会場ではどこかの大学の公開授業みたいのが行われていて、その授業の音が聞こえていました。会場によってはそういうことがありますのでご注意ください。
まとめ
デジ検について、受験の流れと勉強方法について解説をしましたが、いかがでしたでしょうか。
IPAの情報系の資格に比べ、設計寄りの資格がデジ検という印象を受けました。メーカーなどへの就職を考えている人にとって、おすすめの資格となります。
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