沼津高専のパンフレットによく記載されている、生徒主催の勉強会【マテカ】とは一体何なのでしょうか?

マテカとは?
マテカとは、沼津高専寮寮生会の組織であるマテカ執行部が企画・運営するマテカ執行部員が下級生に勉強を教える勉強会のことです。
高専では1年生から専門的な勉強をするため、このような機会はとても重宝します。
また、マテカに行くと定期テストの過去問が見れるとか見れないとか、、、。
マテカの歴史と名前の由来[※]
沼津高専寮におけるマテカの歴史は古く、光峰寮では2005年に、全寮的には2006年にマテカの取り組みが始まりました。
当時豊田高専に存在していた、寮長が数学を教える会「マテカ」という取り組みに敬意を込めて、沼津高専でも「マテカ」という名前でこの取り組みが始まり、今に受け継がれています。
マテカの種類
マテカには主に4種類のスタイルが存在します。
自習型マテカ
マテカは主にこのスタイルで運営がされています。食堂に勉強したい人が集まり、自習し、もし質問があれば中央のテーブルにいるマテカ執行部員に質問をすることができるというスタイルです。主に定期テスト前の土日などに開催されています。
強制マテカ
寮には、寮祭などの行事の際にスタッフ活動という活動を行いますが、この活動は夜の8時から10時に行われるため、そのスタッフ活動に参加している間は、勉強をすることができません。
そのため、スタッフ活動のない日にスタッフ活動に参加している寮生を強制的に食堂に招集し、自習型マテカを行うことにより、スタッフ活動を行っていて勉強できなかった2時間分を勉強しようというマテカが強制マテカです。
強制マテカの内容自体は自習型マテカと変わりはなく、唯一変わっている点はスタッフ活動に参加している寮生は強制的に参加しなければならないという点が違います。
また、強制マテカの名称は公称ではなく、寮生により付けられた俗称です。
出張マテカ
マテカに参加したい寮生が自主的に食堂に行って自習をする自習型マテカと異なり、出張マテカはマテカ執行部員が各階の談話室まで赴き、各階の談話室で勉強を教えてくれるスタイルをとるマテカです。
この出張マテカは今まで行われていることを見たことがないので、参考程度の紹介とします。
講義型マテカ
講義型マテカはマテカ執行部員が講義スタイルで勉強を教えてくれるスタイルのマテカです。
こちらも今まで行われていることを見たことがないので、参考程度の紹介とします。
マテカのメリット
◎ 分からないところを教えてもらえるところ
◎ 過去問が見れるところ
◎ みんなで勉強できるところ
◎ コーヒーが飲めるところ
マテカのデメリット
× 強制マテカは勉強したくない人も強制的に集められるため、うるさいときがある。
× マテカ執行部員は人数が少ないのでなかなか質問できないことがある。
× 前期中間試験以降、マテカに行く人が激減する。
今後への期待
前述したとおり、前期中間試験以降マテカに任意で参加する人は激減します。寮生相互で勉強を教えあうマテカに参加する人が今後増えることを期待するばかりです。
スタッフ活動をしている寮生が強制的に集められるマテカの強制マテカは、食堂に来てもずっとスマホを触っているような人も存在しており、強制マテカの存在意義に関しては今後検討されるべきであろうと思います。
マテカの実施内容や、実施場所は当日放送で告知されますが、聞き逃すときもあったり、もっと早く教えてほしかったなんてこともあったりします。HPやSNSの有効活用が検討されてもいいのでは?と思っています。
まとめ
マテカについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
マテカの企画自体素晴らしいものであると思っているので、
もっと年間を通してマテカに参加する人が増えてくれるといいな。と思っています。
マテカ執行部の予算は年々増加傾向にあり、今後の動向に注目してみたいです。
[※]このページの「マテカの名前の由来」の記載について、内容が誤っているとのご指摘を、沼津高専のマテカを2005年に創設された大先輩の方から頂き、記事中の記載内容を修正させていただきました。誤った内容が掲載されていたことについてお詫びを申し上げるとともに、この場を借りて、ご指摘をいただいたことに深く御礼申し上げます。
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