【沼津高専】留年時の先取り履修制度について

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留年時の単位の取扱い

進級・卒業判定基準により、現学年に留められた際(いわゆる留年)の既履修単位の取扱は、留年をした学年によって異なります。

学年取扱
1年→2年進級時に留年
2年→3年進級時に留年
3年→4年進級時に留年
既履修単位は原則無効(※1)
(全科目を再履修)
4年→5年進級時に留年既履修単位は有効(※2)
(取得できなかった単位のみ再履修)

(※1)上位学年の科目と関係性がない/低いと認定された、既修得単位は無効とならない場合があります。無効とならない主な科目は、歴史や国語などの文系科目です。

(※2)希望することで、既履修科目を再履修することが可能です。この場合、評価点は留年時年度、再履修年度のいずれか良い方が採用され、授業・欠課時数は再履修年度の時数が採用されます。

先取り履修制度について

4年→5年進級時に留年した場合、表に示したとおり、既履修単位は有効とされ、再度履修する必要はありません。

多くの留年生は、4年次の実験実習科目の単位を習得できているため、受講すべき授業の数が少なく、いわゆる空きコマが多い状態となる場合があります。

そういった空きコマの時間に、5年次に設定されている授業を受講することができる制度が、先取り履修制度(先取り学習制度)です。

第4学年留年生は、再履修年度の授業の空き時間に第5学年の授業科目を履修することができる。

沼津高専 令和4年度学生生活の手引 留年生の既修得科目の単位、再履修等

仮に、この制度を利用して単位を取得した場合でも、単位として認定されるのは5年修了時であるため、4年修了要件を満たすためにこの制度を利用することはできません

5年次に設定されている科目は、専門性が高く、難易度が高い科目が多いため、4年次に予め履修しておくことで、5年次の負担を減らすことのできる制度となっています。

まとめ

留年時の単位の取扱いについてまとめましたがいかがでしたでしょうか?

意外と先取り履修制度は知名度が低く、活用できていない人がいますので、ぜひ活用して時間の有効活用をしてください!

又、留年をした際には、授業開始後(新学期になってから)2週間以内に担任の承認を得て、「履修届」を教務係に提出をする必要があるので、注意してください。

参考 留年時の単位の取り扱いに関する規則

引用 沼津高専 令和4年度学生生活の手引 P30 「8.留年生の既修得科目の単位、再履修等」

進級・卒業判定基準によって原学年に留められた者(以下「留年生」という。)に係る既修得科目の単位、再履修等については、次のように取り扱う。
(単位認定)
1.当該学年の最初の履修年度(以下「留年時年度」という。)における合格科目は、教務委員会の議を経て当該学年で修得した単位として認定する。ただし、1~3学年留年生の単位認定では、再履修科目の履修状況等を勘案する。
(成績評価)
2.第1項に基づき単位を認定した成績評価は、留年時年度と再履修年度のいずれか良い方の評価点を当該学年で履修したものとして、適用する。
(再履修)
3.第1~3学年留年生は、原則として当該学年の開講科目を履修し直さなければならない。ただし、以下に該当する科目は除くことができる。
⑴ 上位学年履修科目の学修内容上の連続性がなく、かつ再履修しなくとも当該学年での学修に差し支えないと教務主事が認めた科目
⑵ その他やむを得ない事情により再履修しなくとも課程修了に差し支えないと教務委員会が認めた科目
4.第4~5学年留年生の科目の既修得単位は取り消されることはなく、当該科目を再度履修する必要はない。ただし、学生が再履修を希望する科目は、第7項の手続きにより再履修できる。
(上位学年の科目履修等)
5.第4学年留年生は、再履修年度の授業の空き時間に第5学年の授業科目を履修することができる。当該科目の履修は、第5学年課程修了時に第5学年での履修として認定される。
(授業時数、欠課時数)
6.再履修した場合の授業時数と欠課時数は、原則として再履修年度の時数を適用する。 
(手続き)
7.留年生は、再履修科目、再履修免除科目、あるいは第5学年の履修希望科目を「履修届」(様式は教務主事が別に定める)に記入し、授業開始後2週間以内に学生課教務係に提出する。なお、履修届の内容に変更が生じた場合は、速やかに学生課教務係へ申し出ることとする。

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